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特急電車と踏切で衝突・・・“大破の車”駅ホーム目前に(2021年9月16日)

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https://www.youtube.com/watch?v=4OqvLURgzpM

 15日午後9時すぎ、神戸市内の踏切で電車と車が衝突する事故がありました。大破した車がホームの目の前まできて、駅は騒然となりました。

■乗客「異音を出しつつゆっくり停止」

 15日午後9時30分ごろ、神戸市にある阪急電鉄・岡本駅で撮影された写真。線路上にあるのは、大破した車です。

 割れたフロントガラスに、折れ曲がったフレーム。車の前面部分は、元の形が分からないほど潰れています。

 車の横で停止した電車。乗っていた客は・・・。

 電車の女性客:「岡本駅に着く直前に、電車が徐々に減速し、ゴトゴトと異音を出しながら、ゆっくり停止しました」

 電車は、阪急神戸線の大阪梅田駅発、新開地行きの下り特急電車。およそ450人の乗客を乗せたこの特急電車が、岡本駅東側の踏切に差し掛かったところで、事故は起きたのです。

 地図で見てみると、駅のすぐ脇に踏切があります。東側から進行してきた電車は、踏切上で車と衝突。そのまま20メートルほど車を引きずり、駅構内でようやく止まりました。

 電車の女性客:「前の車両へ移動しながら車を見ると、かなり激しく壊れていたため、驚きました。誰かが『血が付いている』と話しているのが聞こえました」

 兵庫県警や消防によると、車の運転手は53歳の男性で左足に出血があり、病院に搬送されましたが、意識はあるということです。

 また、乗客450人のうち、60代の女性1人が、頭部の痛みを訴え、病院に搬送されました。

 乗客によると、警察などが到着した後、しばらくしてから、電車を降りることができたといいます。

■運転見合わせ・・・2万2000人以上に影響

 事故原因について、車の運転手はこう証言しています。

 運転手の男性(53):「サイドブレーキを掛けて止まった。後ろの荷物を取るために振り返った。気付いたら、線路内にいた。サイドブレーキが甘かったと思う」

 事故現場を確認すると、確かに北から南へ下る、坂道になっていることが分かります。

 この事故の影響で、阪急神戸線は、一部の区間で終電まで運転を見合わせ、2万2000人以上に影響が出ました。

 16日は、始発から平常通り運行しています。警察が、詳しい事故の原因を調べています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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