阪急電車 (小説), by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=1349451 / CC BY SA 3.0
#有川浩
#日本の小説
#2008年の小説の短編集
#鉄道の文学
#鉄道の漫画
#阪急電鉄
#漫画作品_は
#WebコミックGENZO
#コミックバーズ
#兵庫県を舞台とした小説
物語の舞台となる阪急今津線の電車 - 宝塚市 『阪急電車』(はんきゅうでんしゃ)は、日本の小説家・有川浩の連作短編小説集。
イラストは徒花スクモ。
映画版および漫画版についても本項で説明する。
阪急今津線は、兵庫県宝塚市の阪急宝塚駅から兵庫県西宮市の西宮北口駅を経て阪急今津駅までを結ぶ。
阪急神戸本線との接続駅であり運転系統が分割される西宮北口駅から宝塚駅までは、所要わずか14分のミニ路線である。
この作品は、その宝塚 - 西宮北口間の8つの駅を舞台とし、その乗客が織り成す様々なエピソードを、1往復に当たる全16話で描写する。
幻冬舎の隔月刊の文芸雑誌『papyrus』にて全6回連載され、2008年1月22日に幻冬舎から単行本が刊行された。
2010年8月5日には幻冬舎文庫版が発刊された。
それまでの有川の作品は、近未来、軍事、怪獣関係の設定を用いたものが多く存在するが、本作品では実世界を舞台にしている。
高知県出身の作者は、大学時代に今津線の沿線に下宿していたが故、今津線が一番思い入れのある路線であるとのこと。
2012年5月14日付のオリコン文庫部門で100万部を突破し、文庫部門12作目の100万部突破となった。
2008年4月、MBSラジオの番組『ありがとう浜村淳です』の中の「ありがとうファミリー劇場」において、ラジオドラマが2週間連続放送された。
2008年7月から、ウェブコミック誌『MAGNA』にて作画村山渉による漫画版が連載を開始したが、同誌配信終了により2009年1月号から『コミックバーズ』に移籍し、2009年3月号を最後に休載、事実上の打ち切りとなっている。
2010年8月、東宝が映画化すると発表され、2011年4月29日に公開された。
各章の駅名の後には(西宮北口方面行き)とあるのが正式名称だが、ここでは省略する。
映画宣伝用ヘッドマーク 9300F - 梅田駅 『阪急電車 片道15分の奇跡』(はんきゅうでんしゃ かたみちじゅうごふんのきせき)のタイトルで、ローカル電車を舞台としたハートフル群像劇映画である。
主演は中谷美紀、脚本は岡田惠和。
阪急電鉄や宝塚歌劇団を始めとする阪急阪神ホールディングス約30社がバックアップし、監督は、今作が劇場用映画デビューであり、阪急阪神ホールディングス傘下でもある関西テレビ(KTV)制作部の三宅喜重で、関西テレビの社員が映画監督になるのは今回が初となる。
また、日本の放送業界では初めて、異なるネットワークに加盟する民放テレビ局(同じ在阪局のKTVと読売テレビ(ytv))が共同で製作に関わった。
公開は80スクリーンと中規模ながら、舞台地近辺の劇場を中心に多くの動員があり、興行収入11.4億円を記録した。
出身地が阪急沿線の場合は府県名・都市名を掲載、沿線外ではあるが、大阪、京都、兵庫のいずれかの府県の場合は府県名のみを掲載。
2011年3月30日に行われた試写会では、宝塚大劇場が上映会場となった。
本劇場で映画イベントが開かれるのは、劇場創設以来初めてであった。
映画の試写会は東日本大震災直後であったが、阪神・淡路大震災を関西に在住していたため経験していた原作者の有川浩は、「自粛は被災地を救わない。阪神・淡路を経験した私たちはそのことを知っています。エンターテインメントを楽しむことを後ろめたいと思わないでください。映画1本分、本一冊分、自分は経済を回すのだと思って楽しんでください。張り詰めた糸が切れてしまわないために、気持ちのゆとりを作るためにエンタメはあるのです」と、経験者の立場から自粛ムードに揺れる世相について語った。
その思いは中谷美紀ら出演者が受け継ぎ、全国の映画館で舞台挨拶を行った際に、繰り返し述べられたという。
戸田恵梨香、相武紗季、鈴木亮平ら、関西出身の出演者のなかには被災した経験を持つ者もいる。
2011年4月6日から、阪急電鉄の一部車両に映画公開をPRするヘッドマークが掲出された。
2011年4月29日からTOHOシネマズ日劇3ほか日本全国の東宝系劇場で公開されたが、関西では4月23日から先行上映された。
関西地区32スクリーン先行上映ながら、2011年4月23・24日の初日2日間で興収5,815万4,800円、動員4万4,166人になり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登...