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阪急の有料座席『PRiVACE』に試乗 運賃+500円で“プライベート感” 関西の鉄道で「有料座席」拡大中(2024年7月8日)

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7月8日、阪急の有料座席指定サービス「PRiVACE」の報道向け試乗会が行われました。PRiVACEは京都線の特急電車などに7月21日から導入予定で、8両編成のうち1両が有料で運行。車両の真ん中に専用の入口があり、計40席が設定されます。

 (山中真アナウンサー)「有料スペースは高級感のある雰囲気です。席の座り心地も良い。リクライニングは背中が倒れるだけではなく、座面も少し前に出て、よりリラックスできる姿勢をとりやすくなっています」

 その他、チャイルドシートを設定できる座席(※一部座席限定)もあり、コンセントも完備。ネット環境も整っています。さらに読書灯もついていて、仕事でも、観光でも利用が可能。カップルで乗っても楽しいシートです。

 大阪梅田駅から京都河原町駅まで43分。運賃にプラス一律500円の料金を徴収します。

 (阪急電鉄運輸部 お客様サービス担当 中川海人さん)「(Q500円という価格の理由は?)他社さまの価格帯も見させていただいたうえで、払っていただけると弊社としては信じてサービスを提供していきたい(Qここは負けないぞというところは?)プライベート感と上質さという2点は、弊社の強みとして押し出していけるかなと考えています」

 今回の阪急京都線の有料座席導入の流れには、2017年から京阪電鉄が大阪・京都間を先行して走る「プレミアムカー」の成功があると、鉄道ジャーナリストの梅原淳さんは言います。

 (鉄道ジャーナリスト 梅原淳さん)「長年、阪急電鉄京都線のライバルだった京阪電鉄でも有料の車両が連結されて、しかも大変好評であるということで、そうすると阪急電鉄としても、これは何か手を打たなければいけないだろうと。そういったことがおそらく背景にあるのではないかと思います」

 梅原さんが「大成功」と評価する京阪プレミアムカーは利用状況が好調で、来年秋をめどに1両から2両へ増やす方針をこの春発表しています。

 また、京阪神間のスピード競争では、圧倒的優位に立つJR新快速も、京阪プレミアムカーの成功を受け、2019年、有料座席「Aシート」(600円 ※チケットレスの場合)の運用を開始しています。

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