2024年1月13日 阪急神戸線
阪急電鉄が2013年(平成25年)より製造を開始した、神戸線・宝塚線(総称神宝線)向けの通勤形電車である。
一部の文献や鉄道グッズでは、初代1000系列との区別で「新1000系」と呼称する場合もある。
2013年6月6日に建造を発表した。開発コンセプトを「すべてのお客様に快適な移動空間〜さらなる環境性能の向上〜」とし、9000系・9300系の開発コンセプトを継承しつつ、環境性能のさらなる向上を目指すものとなった。
昭和30 - 40年代に製造された抵抗制御車の置き換え用として大量増備が見込まれることから、製造・保守コストの抑制にも注意を払った車両となった。
阪急電鉄が1000番台の車両を製造したのは、前身の京阪神急行時代の1954年に製造した1000形を製造して以来となる。
車番を4桁のままとしたのは車両の番号は4桁で管理しており、桁数を変えると検査等の管理を行っているシステム等に影響が出てしまうためである。
客室照明や前照灯、標識灯などすべての照明装置にLEDが採用された。
2014年より本形式の京都線仕様として、1300系の導入が開始された。
その他、1000系の電装品などは阪神の普通用車両5700系にも取り入れられている。