2024年1月6日 阪急神戸線
2006年(平成18年)より製造を開始した阪急電鉄の通勤形電車である。
「すべてのお客様に快適な移動空間」をコンセプトとして、「快適な車内空間の提供、優れたサービス機器の導入、交通弱者に対するバリアフリー」を目的に開発された。基本編成の新造車としては、神戸線では1992年の8020F以来14年ぶり、宝塚線では1992年の8007F以来15年ぶりの導入となった。
京都線用の9300系と同様に日立製作所で製造され、2006年5月22日から5月25日にかけて正雀工場に第1編成(8両)が搬入され、同年6月25日に西宮車庫へ回送した。
ファンクラブ会員のみを対象にした試乗会が神戸線で同年7月29日に実施され、7月31日に神戸線で営業運転を開始し、翌2007年(平成19年)9月18日に宝塚線でも営業運転を開始した。
編成は8両固定編成で、MT比は9300系と同じく3M5Tである。
6000系・7000系・8000系・8200系 (2両組成車) との併結による10両編成運転も可能である。