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15日夜、神戸市の阪急電鉄の踏切で、乗用車が電車と衝突し、すぐそばの駅のホーム内の線路に入り込みました。この事故で車を運転していた男性と電車の乗客、あわせて2人が軽いけがをしました。
15日午後9時20分ごろ、神戸市東灘区の阪急神戸線の踏切で、電車が乗用車と衝突したと消防に通報がありました。
車は前の部分が大きく壊れ、衝突したはずみで踏切のすぐそばにある岡本駅のホーム内の線路まで入り込み、現場は一時、騒然としました。
警察によりますと、この事故で、乗用車に1人で乗っていた53歳の男性が左足に軽いけがをし、電車に乗っていた60代の女性が頭痛などを訴えて、病院で治療を受けました。
警察によりますと、現場の踏切付近は緩やかな下りになっていて、車は電車の通過を待っていたということです。
警察に対して車を運転していた男性は、「サイドブレーキはかけたが、後ろを見ていて気がついたら線路内に車が入ってしまった。ブレーキのかけ方が甘かったのではないか」と話しているということです。
この事故の影響で、阪急神戸線は新開地駅と夙川駅の間の上下線で終日、運転を見合わせ、およそ2万2300人に影響が出ました。
16日の始発から運転を再開しています。
事故現場の近くに住む50代の女性は、「どーんという大きな音がしたので外に出ました。車の運転手が救急隊の手当てを受けていて、受け答えはしっかりしていました。電車の乗客も混乱せずに落ち着いていたように見えました。通勤で使っているので、あす、電車が動くのか心配です」と話していました。
大阪に出かけて帰宅するため衝突した電車の1両目に乗っていたという神戸市の65歳の女性は、「衝撃がすごく、立っていた人は体がもっていかれました。初めてのことでびっくりしましたし怖かったです。家まで帰れそうにないので息子を呼んで迎えに来てもらいます」と話していました。